はなこの雑記

アジアをフィールドに文化人類学を学ぶ大学生の雑記です。

【日本唯一のジャイナ教寺院】バグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院に寄ってきた @神戸北野

異人館で有名な北野ですが、いろんな国の人々が住んでいた名残からか、今も多種多様な宗教施設があります。

 

今回はその1つ、ジャイナ教寺院を見に行ってきました。

 

 

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そもそもジャイナ教とは、マハーヴィーラヴァルダマーナ、前6世紀-前5世紀)を祖師とし、徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教です。

インド以外の地にはほとんど伝わりませんでしたが、インド国内で長い間影響力を持ち続けている模様(人口の0.5パーセントにも満たないですが、数にすると450万人もいます)。

 

ジャイナ教徒というと口元を白い布で覆い、全身白い服を着、ほうきを持ち歩く・・・というイメージが一般的かと思います。

 

口元を覆う布とほうきは不殺生(アヒンサーという)を徹底するためです。(小さな生き物を口から吸いこんだり、座るときにつぶしてしまわないため)

より厳格な裸行派というのもあります。

 

教義の特徴としては、相対主義と断定の回避、つまり「~である」といった言い方を避け、「ある点からすると~」という言い方をすべきだ、という「スヤード・ヴァーダ理論」や、なにものも所有してはならないという考えなどがあります。裸行派は無所有の考えに基づいてるんですね。

 

不殺生の考えから商業に就く人が多いみたいです。

 

 

 

 

これがバグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院。

 

住宅街の中になじんで(?)います。

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美しい白色です。

服といい、白にこだわるようですね。

 

 

 

 

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月の障りはけがれとされているみたいです。

 

私が寄ったのは月曜日だったので入場はできませんでした。

祭日はヴァルダマーナの誕生日などがある模様ですが詳細は不明です。

 

 

イスラム教などと同様ローカル化している可能性もありますが、

日本では教義を守って暮らすのは難しいかもしれません。